国民年金をクレジットカードで支払いたい!メリットとデメリットを解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

個人事業主や自営業の人が主に加入する国民年金。平成29年度の1カ月あたりの国民年金保険料は16,490円となっており、年間にすると1人につき197,880円を支払っていることになります。

自分だけでなく家族分も含めると、あなたに国民年金の負担が重くのしかかります。せっかく国民年金を支払うなら、クレジットカードで支払えるかどうかを知りたいと思いませんか?

それ以外にも、

  • 国民年金をクレジットカードで支払うメリットとデメリットは?
  • クレジットカードで国民年金を支払う方法や気を付けるポイントは?
  • nanacoで国民年金を支払うことはできるのか?
  • クレジットカードで国民年金を支払うときに必要な流れは?

といったことも知りたいと思いませんか?今回はあなたが知りたいと思っているポイントを、ぜんぶまとめて解説していきます。

国民年金をクレジットカードで支払う方法を理解することができれば、費用をおさえて正しく国民年金を納めることができます。

それではさっそく、国民年金をクレジットカードで払えばどのようなメリットがあるのかをみていきましょう。

メリット

国民年金をクレジットカードで支払うメリットは、下記の4つがあります。

(1)簡単に自宅でできる
(2)ポイントやマイルが貯まる
(3)支払猶予を伸ばせる
(4)3種類の前納方法を選べば国民年金が割引される

この4つのメリットを順番に解説していきます。

クレジットカードを利用すれば、待ち時間不要でいつでも好きな時間に国民年金を支払うことができます。

もしクレジットカードを利用しなければ、ATMやコンビニエンスストア、金融機関の窓口で支払うことになります。

金融機関の窓口でなかなか呼ばれずに、イライラした経験はありませんか?タイミングが悪ければ給料日のATMや混雑ピーク時のコンビニの行列に並ぶこともあるため、あなたの貴重な時間がどんどんなくなってしまいます。

おまけに、納付額が30万円以上の場合は、コンビニエンスストアで支払うことができず、わざわざATMや金融機関の窓口の営業時間内に行かなければなりません。

しかしクレジットカードで国民年金を払えば、並んだり待ったりする無駄な時間をなくすことができるのです。

クレジットカードで国民年金を支払えば、ポイントやマイルがどんどん貯まります。

国民年金は老後に備えた保険料であるため、支払っている期間はメリットをあまり感じられないかもしれません。

しかしクレジットカードで国民年金を支払えば、まだ年金をもらえないうちから、ポイントやマイルでお得感を楽しむことができます。

支払日が自動で延長されるのも、国民年金をクレジットカードで支払うメリットの1つです。クレジットカードで国民年金を支払う場合、納付期限日までにクレジットカード会社があなたの代わりに立て替え払いをすることになります。

そして引き落とし日にクレジットカード会社へ立替金を返済するという仕組みになっているため、利息がつくことなく支払猶予を正当な方法で伸ばすことができるのです。

国民年金には前納制度があり、以下の方法で支払うことができます。

・口座振替 ・現金 ・クレジットカード

もっとも割引額の大きい支払方法は口座振替ですが、ポイント加算のメリットがありません。現金とクレジットカードは同じ割引額となっているため、クレジットカードを選択したほうがお得であるといえます。

振替方法 1回あたり 
納付額
割引額 2年分に換算
した割引額
振替日
 2年前納 378,320円 15,640円 5月1日
 1年前納 193,730円 4,150円 8,300円 5月1日
 6カ月前納 97,820円 1,120円 4,480円 5月1日
10月31日
 当月末振替
 (早割)
16,440円 50円 1,200円 毎月月末
 翌月末振替
 (割引はありません)
16,490円 なし なし 翌月末

クレジットカードで国民年金を支払う場合は、口座振替の2年前納よりも割引額は少なくなってしまいますが、現金と同じ割引額でポイントがつくというメリットがあります。

国民年金をクレジットカードで支払えば、これだけの嬉しいメリットを受けることができるのです。しかし、デメリットがあることも忘れてはなりません。

続いて国民年金をクレジットカードで支払うデメリットを解説していきます。

デメリット

国民年金をクレジットカードで支払うと、下記3つのデメリットが発生します。

(1)申請する必要がある
(2)まとめて支払うとキャッシュフローがきつくなる
(3)分割払いやリボ払いができない

それぞれの内容を具体的に解説します。

国民年金をクレジットカードで支払うためには、申請する手間がかかります。

クレジットカードと納付書があっても、すぐにクレジットカードで国民年金を支払うことができないのがデメリットです。さらに、

  • 名義人の署名が申請書類に必要
  • 名義人が配偶者以外の続柄の場合は年金事務所からの同意確認に応じなければならない
  • 申請してから日本年金機構による審査がある

という手ごわいハードルが待ち構えています。家族名義のクレジットカードを利用する人や、名義人と離れて暮らしている場合は、申請書類を作成するのに時間と労力を要することになります。

そしてせっかく書類を作成したにも関わらず、審査によってはクレジットカードで国民年金を支払うことができないことも考えられます。

申請する必要があるというデメリットがあることをあらかじめ理解し、余裕をもって申請するようにしましょう。

お得な前納制度を選択して国民年金をまとめて支払うと、キャッシュフローがきつくなるデメリットがあります。

国民年金をクレジットカードで支払う場合は、割引されているお得な前納方法を選択することができます。

しかしいくら割引されているからといって、まとめて支払えば一時的に大きな出費になることに違いありません。

もちろん大きな金額を支払うことでポイントやマイルも貯まりますが、実際に使えるお金が足りなくなる可能性もでてきます。

車検、自動車税、自動車保険、冠婚葬祭 といった大きな出費を控えたイベントがないか、前もって確認しておくようにしましょう。

国民年金をクレジットカードで払う場合は、分割払いやリボ払いができません。

前納方法でまとめて支払ったとしても、「分割払いやリボ払いで月々の支払額を安くすればいいのでは?」と思った人がいらっしゃるかもしれません。

しかし、国民年金のクレジットカード払いは一括払いしか対応していないため、前納方法の負担額を軽くすることができないというデメリットがあります。

たとえば、1年分の国民年金を前納すると4,150円の割引が適用されるため、1年間毎月納付した場合の金額197,880円ではなく193,730円となります。

この193,730円は分割払いやリボ払いではなく、一括払いでしか納付することができないのです。

どうしても毎月の負担を軽くしたい人は、前納方法ではなく毎月納付を選択しましょう。その代わり割引が適用されないことも理解しておく必要があります。

またリボ払い専用のクレジットカードしか持っていない人は、残念ながら他の支払い方法を検討するか一括払いに対応したクレジットカードを作成するしか方法がありません。

国民年金をクレジットカードで支払うメリットとデメリットを理解したうえで、次にクレジットカードで国民年金を支払う流れを確認していきましょう。

クレジットカードで支払う

国民年金をクレジットカードで支払うデメリットのなかで解説したように、国民年金をクレジットカードで支払うためには申請書類を作成し提出する必要があります。

具体的に、

  • どのような書類を用意すればいいのか?
  • 書類はどこで入手できるのか?
  • 書類に記載する項目は何があるのか?
  • 家族名義のクレジットカードは使えるのか?
  • 書類はどこに提出すればいいのか?
  • 審査の結果はどのようにしてわかるのか?

といったこれらのことをすべて、わかりやすく解説していきます。

国民年金保険料をクレジットカードで納付するためには、国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を作成しなければなりません。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書の記入例と申出書は、以下よりダウンロードすることができます。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書 記入例

申出書に記入する項目は、

  • 基礎年金番号
  • 生年月日
  • 被保険者氏名
  • 電話番号
  • クレジットカード番号
  • クレジットカード有効期限
  • クレジットカード名義人氏名
  • クレジットカード名義人署名
  • 被保険者との続柄
  • 納付方法
  • クレジットカード会社の種類

があります。 スムーズに書類を作成するためには、

  • 国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書
  • 年金手帳
  • 利用するクレジットカード

これらの3つを手元に用意してから、作成を始めるようにしましょう。 クレジットカードの名義人は、本人ではなく家族名義でも大丈夫です。

ただし、名義人の署名が必要になる点で注意が必要です。また名義人の続柄が配偶者以外の場合は、年金事務所からの電話や書面による同意確認に対応する必要があります。

同意確認することができなければ、国民年金をクレジットカード払うことができないので気をつけましょう。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を作成したら、近くの年金事務所へ提出します。

忙しく年金事務所へ行く時間がない人は、年金事務所へ郵送しましょう。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を提出してから数週間後に、「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」という手続き完了のお知らせが届きます。

「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」が届いたら、あとは自動的にクレジットカードから国民年金が支払われるのを待つだけです。

クレジットカードで国民年金の支払いを開始した後に注意すべき3つのポイントを解説します。

利用限度額を超えた場合は国民年金を支払うことができないため、送付されてくる納付書で国民年金を支払います。

クレジットカードの有効期限が切れた場合は、何も手続きしなくて大丈夫です。クレジットカード会社が日本年金機構へ新しい有効期限を通知するからです。

  • 結婚して氏名が変わった
  • クレジットカードを還元率の高いカードに変えた

これらのようにクレジットカード情報が変更した場合は、国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を提出します。

手続き完了までに時間がかかるため、事務処理が完了するまでのあいだは納付書を使って現金で国民年金を納付することがあります。

国民年金をクレジットカードで納付する手続きが完了しなかった場合は、クレジットカードで国民年金を支払うことができません。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書を提出してから数週間後に、「クレジットカード有効性確認結果のお知らせ」が届きます。

有効性を確認できないクレジットカードでは国民年金を支払うことはできないため、

  • クレジットカード会社に問い合わせる
  • 別のクレジットカードで再度申込む

といった手続きが必要になります。それでもなお、手続を完了することができない場合は、クレジットカード以外の支払方法で国民年金を納付するしかありません。

国民年金をクレジットカードで支払うまでには、このような申請作業が必要となります。

もっと簡単にクレジットカードのポイントを貯めながら、国民年金を支払う方法はないのでしょうか?そのとっておきの方法を、次の章でご紹介していきます。

電子マネー

電子マネーnanacoで国民年金を支払う方法を、具体的に解説していきます。

クレジットカードからチャージしたnanacoで国民年金を支払えば、クレジットカード納付の申請をすることなく、ポイントやマイルをお得に貯めることができます。

セブンイレブン限定の裏技テクニックですが、nanacoを持っている人は試してみる価値があります。

そしてクレカからチャージしたnanacoで国民年金を支払う方法なら、

  • リボ払い専用のクレジットカードしか持っていない人
  • 国民年金のクレジットカード利用審査に落ちてしまう人

でも、お得にポイントやマイルを貯めることができるのです。 ただし、納付額が30万円以上の場合はコンビニエンスストアで納付することはできません。

例えば、平成29年度の2年前納379,560円はnanacoで支払うことができませんが、1年前納194,370円ならnanacoで納付することが可能です。

国民年金をクレジットカードで支払う、メリットとデメリットはいかがでしたか?最後にもう一度、メリットとデメリットをおさらいしておきましょう。

国民年金をクレジットカードで支払うメリットは、

(1)簡単に自宅でできる
(2)ポイントやマイルが貯まる
(3)支払猶予を伸ばせる
(4)現金前納よりもポイント加算でお得

の4つがあります。 国民年金をクレジットカードで支払うデメリットには、

(1)申請する必要がある
(2)まとめて支払うとキャッシュフローがきつくなる
(3)分割払いやリボ払いができない

といった内容があります。 これらのデメリットを解消する裏ワザとして、電子マネーnanacoを活用する方法もあります。

国民年金をクレジットカードで支払う方法をしっかりと理解すれば、国民年金の出費を抑えて正しく支払うことができるようになります。

この記事を参考にして、あなたもお得に国民年金を支払う方法を選んでみてください!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加