個人事業主がクレジットカードを利用するときの仕訳やメリットを紹介

ビジネスマン タブレット クレジットカード

個人事業主をしていると、経理処理をする際に

「ビジネスカードで経費を払った場合はどうやって仕訳するの?」
「個人カードで経費を払った場合はどうやって仕訳をするの?」
「そもそもどうやって管理するのが良いのだろう?」

こんな疑問を持ちますよね。正しく経理処理をするためにも、クレジットカードを利用する時の仕訳方法を知っておく必要があります。

そこでこの記事では、以下をまとめて紹介します。

  • 個人事業主がビジネス用のクレジットカードを利用するときの経理処理方法
  • 経理上の注意点
  • 個人事業主がクレジットカードを導入するメリット

事前に経理上の注意点を知っておくことで、安心してクレジットカードの導入を検討することできます。仕訳パターンや勘定科目なども細かくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

個人事業主がクレジットカードを使ったときの仕訳パターン

個人事業主がビジネス用にクレジットカードを導入するとなると、気になるのが経費計上する際の仕訳です。まずは、クレジットカードを使ったときに経費処理が必要となる主なケースをご紹介します。

ビジネスクレジットカードで経費を支払った場合

出張のための旅費や文房具などの消耗品など、クレジットカードを利用して必要な事業経費を支払う機会は多いはず。このような場合は、まず「未払金」として購入日に計上します。クレジットカードの場合、支払った時点ではお金の動きがないからです。

日付 貸方勘定科目 金額 借方勘定科目 金額
2/10 消耗品費 1,260 未払金 1,260

そして、指定した口座引き落とし日に、「普通預金」の科目を立てて金額を相殺します。実際に、口座から現金が引き落とされることで支払いが完了したことになります。

日付 貸方勘定科目 金額 借方勘定科目 金額
2/25 未払金 1,260 普通預金 1,260

このように、経費を支払うためにクレジットカードを利用した場合は、その都度「未払金」として計上し、毎月指定した口座引き落とし日に「普通預金」で金額計上することで、相殺することがポイントです。

個人クレジットカードで経費を支払った場合

個人事業主がプライベート用のクレジットカードとビジネス用のクレジットカードの2枚を所有するようになると、誤ってプライベート用のクレジットカードで会社経費を支払ってしまったというケースも出てきます。

例えば、取引先との食事で利用した接待交際費など、たまたま持ち合わせていたプライベート用クレジットカードで支払うことがあるかもしれません。このような場合は、利用した日に貸方勘定科目を「事業主借」にして計上します。

経理上は、事業主よりお金を借りて支払ったという処理になるからです。また、プライベート用のクレジットカードなので、口座引き落とし日に事業資金が動くことがないので、これといった処理は必要ありません

日付 借方勘定科目 金額 貸方勘定科目 金額
2/10 接待交際費 10,800 事業主借 10,800

ビジネスクレジットカードで個人用の買い物をした場合

場合によっては、ビジネス用のクレジットカードで個人用の買い物の支払いをすることがあるかもしれません。このような場合は、実際に事業用の資金が減少する口座引き落とし日に、借方勘定科目を「事業主貸」として処理します。

業務に無関係のものなので、購入した日に経費計上をする必要はありません。口座引き落とし金額の誤差をなくすために、実際にお金が移動する時点で計上するところがポイントです。

日付 借方勘定科目 金額 貸方勘定科目 金額
2/25 事業主貸 2,400 普通預金 2,400

個人事業主がクレジットカードを使って経費計上をするときのポイントを掴んだところで、実際にビジネスクレジットカードを持つメリットをご紹介します。

個人事業主がクレジットカードを持つメリット4つ

クレジットカードを持つことで資金繰りがしやすくなり、経費の流れが分かるようになります。そこでここからは、個人事業主がビジネス用のクレジットカードを持つメリットをご紹介します。主なメリットは以下の4つです。

  • プライベート用とビジネス用で区別しやすくなる
  • 経費管理が楽になる
  • 出張時のサービスが受けられる
  • 個人事業主だからこそ嬉しい福利厚生サービスがある

順に見ていきましょう。

プライベート用とビジネス用で区別しやすくなる

ビジネス用のクレジットカードを持つことで、プライベート用のお金とビジネス用のお金の流れをしっかりと区別できるようになります。そのため、毎月の利用額などをチェックするだけで「今月はどのくらい経費を使ったのか」簡単に把握することができます。

また、プライベート用のクレジットカードを経費として利用してしまうと、経費処理が複雑になります。その点、業務用としてクレジットカードを利用すれば、毎月の内訳も簡単に出力できます。

後から「どれが経費でどれがプライベート用か分からない」ということが起こりにくくなるところもメリットです。

経費管理が楽になる

個人事業主は、経費処理や事務作業などを何もかも一人で行わなければなりません。そうなると、できるだけ事務処理や経費管理の負担を減らしたいもの。ビジネス用のクレジットカードを持つことで現金支払いが減り、レシートや領収書の管理が楽になります。

また、クレジットカード会社によっては、経費管理システムでのサポートが受けられるところもメリットです。オンライン上で収支管理や明細管理ができたり、経理管理ソフトが無料で利用できたりと、長期的なデータ管理が簡単にできるようになります。

さらに、ビジネス用のクレジットカードは通常のクレジットカードよりも、利用限度額が高く設定されていることが多いです。急な出費が発生した場合にもクレジットカードを利用することで、カード会社によっては最大3ヶ月先まで支払いを伸ばすことが可能です。そのため、資金繰りがしやすくなり、長期計画を見据えた戦略が立てられます。

出張時のサービスが受けられる

国内外の出張が多い場合にも、ビジネス用のクレジットカードは役に立ちます。ビジネス用のクレジットカードには、旅行傷害保険が付帯していることが多いです。出張に向かう度に面倒な手続きをしなくても、万が一に備えた補償を受けることができます。

また、出張をサポートするサービスが充実しているところもクレジットカードを利用するメリットです。カードの種類やグレードにサービス内容は異なりますが、無料でラウンジ利用ができたり、オンライン上で旅券発行ができるサービスが利用できたりする場合も。

さらに、クレジットカード会社によっては、ホテルの割引やポーターサービスも受けられるので、出張が快適になること間違いなしです。

個人事業主だからこそ嬉しい福利厚生サービスがある

クレジットカード会社によっては、会社勤務の人と同様の手厚い福利厚生サービスが用意されている場合があります。全国の優待施設をお得に利用できるだけでなく、健康診断などが受けられる場合もあり、個人事業主の健康管理にも役立ります。

また、クレジットカードのグレードが高くなると、接待で使えるラグジュアリーなサービスやパーティーへの招待を受けれられる場合もあり、ビジネスカード1枚で世界がぐんと広がります。

続いて、メリットの多いビジネス用のクレジットカードを個人事業主が導入する際に、注意したいポイントをご紹介します。

個人事業主がビジネスカードを使うときの注意点

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個人事業主が決済をビジネスカードに1本化した場合、どのようなことに注意したらいいのでしょうか?見落としがちな3つのポイントをまとめてご紹介します。

  • ビジネスカードの明細書は保管しておく
  • ポイントやマイルの扱いに注意
  • 分割払いをしている場合は手数料も計上する

ぜひ、参考にしてみてください。

ビジネスカードの明細書は保管しておく

ビジネス用のクレジットカードを利用すると、1ヶ月分のクレジット利用明細書が届くようになります。確定申告のときに他のデータと照らし合わせて確認ができるよう、保管しておくことをおすすめします

また、確定申告の書類に領収書を添付する場合は、購入した際に発行されるレシートや請求明細書を月ごとに保管しておくようにしましょう。クレジット会社によってはオンライン上で年間データを確認することも可能ですが、何からの理由で消えてしまう可能性は0ではありません。

念のため紙面での書類も保管するようにし、こまめにオンライン上の利用明細書をプリントアウトするようにしましょう。

ポイントやマイルの扱いに注意

ビジネスカードを利用すると、ポイントやマイルが溜まっていきます。ポイントやマイルを利用するときにも注意が必要です。ポイントやマイルを使用して、商品などの物に交換した場合は、会計上の処理は必要ありません

しかし、商品券や現金など「お金」として扱えるものと交換した場合には、それは雑収入とみなされます。そのため、商品券に交換した日付で「雑収入」として計上をすることを忘れないようにしましょう。

分割払いをしている場合は手数料も計上する

ビジネス用のクレジットカードを利用して、業務に必要な機械やパソコンなど高額な商品を購入するケースもあるでしょう。このような場合、分割払いにして資金繰りしやすくすることが多いです。

分割払いにしたときに発生する「支払手数料」も、忘れないで経費処理をしましょう。毎月の引き落とし日に、引き落とし額とは別に「支払手数料」の勘定科目で計上します

引き落としされる場合は支払手数料も含んだ金額が表示されますが、記帳をする際には勘定科目が異なるので、2つに分けて記入することが大切です。

最後に、個人事業主におすすめのビジネスカードを厳選してご紹介します。

個人事業主が使えるおすすめビジネスクレジットカード3選

ここでは、個人事業主に向いているビジネス用のクレジットカードを厳選してご紹介します。どのようなクレジットカードを利用したらいいのか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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こちらのビジネス用のクレジットカードの審査では、申請者本人の信用情報が重視されると言われています。そのため、個人事業主でも申し込みしやすいゴールドカードです。

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また、ゴールドカードならではの優待サービスが充実しているところも大きな魅力です。

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できるだけコストを抑えたい人におすすめなのが、こちらのクレジットカードです。年会費1,250円(税別)で、経費処理に役立つビジネスカードを所有することができます。

独自の「ビジネスサポートサービス」を用意しているところも特徴で、消耗品購入やレンタカー手配などを優待価格で利用することが可能。日々の業務を簡略化してくれる仕組みが揃っています。

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個人事業主専用のビジネス用のクレジットカードとして、用意されているところが特徴です。

宿泊や食事などビジネスのさまざまなシーンで利用できる優待が詰まった「Visaビジネスオファー」サービスや、無料で使える会計クラウドソフトが用意されているところがポイントです。

また、「融資優遇金利制度」も設けられており、融資を受けたいと思ったときに金利の優待が受けられるようになっています

まとめ

今回は、個人事業主がビジネスカードを利用するメリットや経費処理の方法、そして経費処理のときに気をつけたいポイントをまとめてご紹介しました。個人事業主がビジネスカードを導入することで、業務に利用したお金の流れを明確に把握できるようになります。

また、明細書なども管理しやすく経理管理がぐんと楽になるはずです。さらに、ビジネスカードならではのサービスを利用することで、さまざま部分で嬉しい優遇を受けられます。ぜひ、自分に合ったビジネスカードを見つけて、ビジネスシーンでの利用に導入してみてください。

編集者:ナビナビクレジットカード編集部
ナビナビクレジットカード編集部

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