アメリカ発のディスカバーカードは日本で使える&作れるのかを解説

アメリカ国旗をもつ女性

日本ではあまり知られていませんが、クレジットカードの国際ブランドのひとつに「ディスカバーカード」というカードがあることをご存知でしょうか。

クレジットカードに興味があり、国際ブランドのことを調べたことがある人の中には、オレンジ色のディスカバーカードのロゴを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

とはいえ、多くの日本人にとってなじみが薄いクレジットカードなのは事実でしょう。

主にアメリカで広がっているディスカバーカードですが、この記事を読んでいるあなたは「どのような特徴を持っているクレジットカードなの?」「日本では使えるの?」「アメリカ留学のために作りたいけど日本では作れるの?」と思っていませんか?

この記事では、あまり知られていないディスカバーカードの特徴、日本で使えるのか、日本で作れるのか、さらにはディスカバーカードの歴史なども詳しく解説していきます。

記事を通してディスカバーカードの全容を知ることができるはずですので、少しでもディスカバーに興味を持っている人はぜひ最後まで読んでください。

ディスカバーカードはアメリカ発の国際ブランド

ドル札の上にクレジットカード

アメリカ発のクレジットカード「ディスカバーカード」。

この章では、ディスカバーカードの特徴、さらには日本で作ったり使ったりすることはできるのか、などのディスカバーカードの基本情報をお伝えしていきます。

合わせて、国際ブランドのそれぞれの特徴も詳しくお話していきます。

世界7大国際ブランドのひとつ

ディスカバーカード世界7大国際ブランドのひとつです。

国際ブランドとは、一言で言えば全世界的に決済に使うことができて、なおかつ高い信頼性があるクレジットカードブランドのことです。

ディスカバーカードを含めた7大国際ブランドの顔ぶれは以下の通りです。

  • VISA(ビザ、アメリカ)
  • MasterCard(マスターカード、アメリカ)
  • JCB(ジェイシービー、日本)
  • American Express(アメリカンエキスプレス、アメリカ)
  • Diners Club(ダイナーズクラブ、アメリカ)
  • 銀聯(ギンレン、中国)
  • ディスカバーカード(ディスカバーカード、アメリカ)

国際ブランドステッカー

以前は、VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubの5つで5大国際ブランドと呼ばれていました。

近年になって急速にシェアを伸ばしてきた銀聯とディスカバーカードも国際ブランドとして認められ、最近では2つを加えた7大国際ブランドとすることが一般的になってきました。

各ブランドの違いとシェア率

一口に7大国際ブランドと言っても各ブランドごとにさまざまな特徴や強みがある地域が異なります。それぞれのブランドの特徴をシェア率とあわせて見ていきましょう。

なお、各ブランドのシェア率は2016年時点のもので、アメリカのクレジット決済専門誌「Nilson Report」調べです。

■VISA

世界シェアNo.1のブランドです。アメリカの銀行「バンク・オブ・アメリカ」が設立したブランドです。

VISAは自社ではクレジットカードを発行しておらず、決済システムを各国のクレジットカード会社に提供しています。

VISAを語る上で欠かせないのが圧倒的なシェア率の高さです。

アメリカのクレジット決済専門誌「Nilson Report」によると2016年の全世界のクレジット決済のうち、VISAの決済が占める割合は実に54%でした。

世界中のクレジット決済の半分以上をVISAが担っているというわけです。それだけに全世界的に加盟店が多く、海外旅行に行くなら1枚は持っておきたいところです。

■MasterCard

2016年の売り上げシェアは26%と、世界シェアでVISAに次ぐ2位なのがMasterCardです。

MasterCardもVISA同様に、自社でクレジットカードを発行せず、決済システムを提供する会社として知られています。

アメリカに強いVISA、ヨーロッパに強いMasterCardと昔から言われていましたが、今ではどちらのカードも全世界的に使えることが増えてきています。地域差はあまり考える必要はないでしょう。

■JCB

日本発のクレジットカードで、唯一国際ブランド入りを果たしているのがJCBです。

世界シェアは7ブランド中第5位と決して高いものではありませんが、日本国内での加盟店は1,000万店以上と国内シェアはトップに位置します。

日本国内で使うには一番便利なカードと言って良いでしょう。

また、近年では世界の190以上の国と地域で使え、世界中の加盟店も2,000万店(日本を含めると3,100万店以上)を突破しています。

一昔前と比べると海外でも使いやすいカードになってきている印象です。

■American Express

世界シェアが約3%で4位につけるのがAmerican Expressです。通称、アメックスと呼ばれるAmerican Expressの最大の特徴は、持っていること自体のステータス性の高さです。

会費はほかのカードと比べると若干高めに設定されていますが、それを補って余りあるほど手厚いサービス内容、豊富な特典が魅力です。

かつては日本国内で使える店が少ないと言われていましたが、JCBと提携を結ぶことでその弱点もカバーしています。

■Diners Club

Diners Clubは1950年に設立されたクレジットカード会社の草分け的存在で、日本で初めてクレジットカードを発行したことでも知られています。

American Express同様にステータス性の高い、富裕層向けのカードという側面があります。

以前は日本で加盟店舗が少なく使いづらいカードとされていましたが、JCBと提携したこともあり最近では日本国内でも使いやすいカードになっています。

ちなみにDinersClubは2008年にディスカバーカードに買収され、傘下に入っています。DinersClubとディスカバーを合わせた世界シェアは、約1%です。

■銀聯(UnionPay)

中国経済の成長と合わせるように総発行枚数、売上高ともに急成長を遂げてきたのが銀聯のクレジットカードです。

中国中央銀行主体で設立された銀聯は、設立は2002年ととても新しい会社ですが、世界シェアは15%とVISA、MasterCardに次ぐ3位に位置しています。

ちなみに世界的にはUnionPay(ユニオンペイ)というブランド名で知られています。

日本では銀聯カードが使える店舗はまだまだ多いとは言えませんが、中国人観光客が多い都市を中心に近年、着実に取り扱い店舗数を増やしています。

さて、ここまでディスカバーカード以外の国際ブランドの特徴や世界シェアを見てきました。次からはディスカバーカードを詳しく見ていきましょう。

ディスカバーカードは日本では作ることができない

困る女性

ディスカバーカードは残念ながら、現時点では日本で作れません。

ディスカバーカードを作りたい場合は、約5,000万人が保有しているとされる本国・アメリカや、ディスカバーカードを発行しているカナダや東南アジアに一定期間住む必要があります。

クレジットカードを作るために海外移住するというのは現実的ではありませんので、日本でディスカバーカードが発行される日を待ちましょう。

海外発行のクレジットカードを日本の加盟店で使うことはできる

ディスカバーカードをはじめとする海外発行のクレジットカードは、日本でも使うことができます。

ただし、海外発行のクレジットカード会社と日本で使えるクレジットカードが提携を結んでいない場合は、そのクレジットカードは使うことができません。

ディスカバーカードの場合は、JCBと加盟店開放契約を結んでいますので、JCB加盟店で使うことができます。

また、JCBとの加盟店開放契約より先に中国の銀聯とも同様の契約を結んでいますので、銀聯加盟店でも使うことができます。

加えて、Diners Clubを買収して傘下に収めたため、Diners Club加盟店でも使用できます。

ここまで、ディスカバーカードを含めた国際ブランドのクレジットカードの特徴をそれぞれ見てきました。

続いては、ディスカバーカードはどのような歴史を持つカードなのかを見ていきましょう。

ディスカバーカードの歴史

世界地図

この章ではディスカバーカードの歴史をお伝えしていきます。ディスカバーカードの背景を知ることで、カードへの信頼感が増すのではないでしょうか。

それでは早速見ていきましょう。

百貨店のシアーズが母体だった

ディスカバーブランドは、1985年に当時のアメリカ小売業大手「シアーズ」が設立しました。

当初はシアーズのみで使用できるクレジットカードという側面が強く、他のデパートやお店ではあまり使うことができませんでした。

このように使い勝手が良いとは言えないカードでしたが、発行枚数は右肩上がりに伸びていきました。

その理由は、

  • 年会費無料
  • お得なキャッシュバック制度

にありました。

今でこそ年会費無料のクレジットカードは数え切れないほどあり、キャッシュバックや特典も当たり前のサービスですが、当時としては画期的なサービスだったというわけです。

そういった意味で、現在のクレジットカードサービスの基礎を築いた存在と言っても良いのではないでしょうか。

1985年からカード事業開始

先ほども少し触れましたが、ディスカバーブランドは1985年に事業を開始した比較的新しいブランドです。

VISAやMasterCard、JCBなどの他の国際ブランドは50年以上の歴史を持っていることと比べると、歴史が浅いブランドと言えます。

歴史が浅いだけに、他社に対抗するために年会費無料、キャッシュバック制度といった当時としては、型破りなサービスが生まれたと言っても良いでしょう。

モルガン・スタンレーに売却

1997年にシアーズはディスカバーブランドおよびディスカバーを管轄する事業をアメリカの金融グループ大手「モルガン・スタンレー」に売却しました。

この頃からシアーズの本業の業績が伸び悩むようになり、業績回復のための策のひとつがディスカバーの売却だったわけです。

シアーズから離れたディスカバーは、シアーズ以外にも使用できる店舗が増え、その結果アメリカでのシェアはVISA、MasterCardに次ぐ3位になるほどまでに成長しました。

ちなみに現在ではモルガン・スタンレーからも離れ、自社の持株会社「ディスカバー・フィナンシャルグループ」が経営しています。

2005年に国際ブランドの仲間入りを果たす

ディスカバーブランドは、2005年に国際ブランドとして認められました。

国際ブランドとは、簡単に言えば発行している国はもちろん世界中で使うことができるというお墨付きを与えられたブランドのことです。

現にディスカバーカードはJCBや銀聯と提携することで、日本や中国をはじめ数多くの国で使用することができます。

ちなみに、主要な国際ブランドはディスカバーを含めて7ブランドありますが、1985年設立のディスカバーは、2002年設立の銀聯に次いで2番目に新しいブランドです。

以上、ディスカバーカードの歴史を紹介しました。

まとめ

この記事では、日本では発行しておらずあまり馴染みのないクレジットカード「ディスカバーカード」について、その歴史も含めて詳しくお伝えしてきました。

また、ディスカバーカードを含めた7大国際ブランドのそれぞれの特徴やシェア率についてもお伝えしてきました。

ディスカバーをはじめ、7大国際ブランドがそれぞれどのような特徴があって、どのような人に向いているかお分かりいただけたのではないでしょうか。

さらに、日本では発行されていないディスカバーカードの使い方、使える店舗についてもお話ししてきました。

日本では持っている人は少ないと思いますので、海外からお客さんが来た際などに活用してください。

この記事が少しでもあなたのクレジットカード活用の手助けになれば幸いです。

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