クレジットカードのステータスとは?メリットを徹底解説

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クレジットカードには、そのカードの格付けともいうべき「ステータス(=社会的地位)」という概念があります。

日頃からクレジットカードをよく使っているのであれば、 「ステータスとはどういった考え方のなのか知りたい」 「ステータスの違いは、実際にどう生活に関わってくるの知りたい」 と思っている方は多いのではないでしょうか?

また、クレジットカードの中でもどういったカードがステータスの高いカードなのか、ちゃんと知っておきたいですよね。

この記事では、ステータスの考え方やカードごとの特徴について、特に押さえておきたいポイントをまとめています。

ステータスについて理解しておくだけでなく、どのようなカードがステータスが高いのか、カードごとの特徴を知っておけば、自分がカードを申し込むときにどのカードを選べばよいのか判断ができるようになるでしょう。

クレジットカードステータス

クレジットカードのステータスとは、そのカードの「格付け・社会的地位」のことを指します。ステータスが高いカードほど審査が厳しい反面、より多くのメリットを得ることができます。

ここからは、ステータスの高いカードの特徴と、そのメリットについてみていきましょう。

ステータスの高いカードと一般カードの大きな違いは、「審査が厳しい」「年会費がかかる」のふたつです。

ここからは、そのふたつの特徴について詳しく説明していきます。

ステータスの高いカードは、一般のクレジットカードに比べて発行の審査が厳しくなっています。クレジットカードの審査は主に、  

  • 返済能力(年収、収入の安定度、勤続年数など)
  • クレジットカードヒストリー(これまでのクレジットカード利用歴)

このふたつをよく見られます。このポイントが、ステータスの高いカードは一般カードより厳しく審査されるのです。

例えば、「一般カードでは年収300万円あれば発行可能だが、ステータスの高いプラチナカードでは年収は700万円必要」といった具合です。

また、クレジットカードヒストリーに遅延・延滞履歴があったり、カード会社の基準を満たす返済能力がないと判断された場合は、ステータスの高いカードの発行は見送られるでしょう。

ステータスの高いカードは、一般のカードに比べて高額な年会費がかかります。 一般のカードであれば、年会費無料のカードも数多く発行されており、持っているだけではほとんどお金はかかりません。

しかし、ステータスの高いカードだと年会費は数千円~数万円、中には10万円以上するものもあり、持っているだけでお金がかかってしまうのです。

カードステータス

審査が厳しく高額な年会費もかかるステータスの高いカードですが、その分メリットもあります。

主なメリットである「限度額の幅が増える」と「付帯サービス」についてみていきましょう。

クレジットカードには、使用できる限度額が人それぞれ定められています。この金額が、ステータスの高いカードになればなるほど大きくなるのです。

理由は簡単で、ステータスが高いカードを持てるということは、それだけカード会社に「この人は返済能力がある」と認めているからです。

カード会社やカードの種類によっても異なりますが、一般カードから高いステータスのカードに変更した場合、限度額が数十万~数百万円単位で増えることもあるでしょう。

ステータスの高いカードには、「付帯サービス」といって、カードを持っていると受けられるサービスが多々あります。

詳しくは後述しますが、空港のラウンジ使用、各種施設の割引利用、コンシェルジュサービスなどが代表的な付帯サービスです。

この付帯サービスを上手に使えば、高額な年会費の元をとることも難しくはありません。

次の項からは、一般カードよりもステータス性の高いゴールドカードについて詳しく説明していきます。

ゴールドカード

カード会社によってランクの区分は様々ですが、ゴールドカードは基本的に一般カードより、ひとつステータスの高いカードとなっています。

一般カードに比べて審査は厳しく、付帯サービスも充実していますが、普通の会社員でも持つことのできるカードです。

それでは、ゴールドカードの特徴や年会費の相場、付帯サービスについてみていきましょう。

ゴールドカードはステータスの高いカードではあるものの、安定的な収入があり、クレヒスにも傷がなければ発行してもられるでしょう。

「誰でも持つことはできない特別なカード」ではなく、「普通よりはちょっとステータスが高く、特典があるカード」といったポジションです。

カード会社によって年会費は様々ですが、おおむね1~2万円が相場です。

ただ、中には楽天ゴールドカードやMUFGカードゴールドのように、年会費が2000円前後の「低年会費ゴールドカード」といったタイプもあります。

これらのカードは、年会費が安いからといって他のゴールドカードに比べてサービス内容まで劣るわけではありません。

年会費を抑えたい人は一度検討してみるのもよいでしょう。

ゴールドカードの付帯サービスには、以下のようなものがあります。

  • 国内、海外の旅行保険(旅行中の事故や怪我、その他トラブルに対応)
  • ショッピング保険(破損、盗難などに対応)
  • ポイントの付与率の向上
  • 外食施設や宿泊施設などでの優遇サービス
  • 空港ラウンジの無料使用
  • 電話による医療相談サービス

もちろん、カード会社によってサービス内容は若干異なるので、詳しくは各カード会社のホームページを参考にしてください。

ゴールドカードを持つメリットのひとつが、「さらにステータスの高いカードを持つための準備になる」という点です。

というのも、ゴールドカードよりもさらにステータスの高いプラチナカードやブラックカードは、「インビテーション制(招待制)」を導入している会社が多く、申込の受付をしていない場合があります。

そのため、プラチナカードやブラックカードを手に入れようと思うのであれば、まずは同じカード会社のゴールドカードで利用の実績を積み、カード会社から招待が来るのを待つというのが得策なのです。

次の項からは、ゴールドカードよりもさらにステータスの高いプラチナカードについてみていきましょう。

プラチナカード

プラチナカードとは、ゴールドカードによりもさらにステータスの高いカードです。カード券面は、通常のシルバーよりも深みや光沢のあるものが多いです。

もちろん、その分審査は厳しくなるため、中には一般からの申込は受け付けず、招待制のみによってプラチナカードを発行している会社もあります。

付帯されるサービスも充実しており、まさに「選ばれた人だけは持つことのできる、特別なカード」といっても過言ではないでしょう。

ここからは、そんなプラチナカードの特徴や特典について解説していきます。

プラチナカードと一口に言っても、その種類は様々です。一般からの申し込みを受け付けている会社もあれば、先に触れたように招待制でしかカードを発行していない会社もあります。

招待制のカード会社の場合、基本的にその会社のゴールドカードの利用歴があることが前提になります。ただ、プラチナカードの基準は公開されておらず、「この条件を満たせば必ず招待がもらえる」というのはわかっていません。

ここからは、そんなプラチナカードの年会費や特典についてみていきましょう。

プラチナカードの中でも比較的安価な、年会費が3万円以下の代表的なカードは以下の通りです。
※以下、年会費の価格はすべて税抜き

  • エポスプラチナカード:年会費1万8,519円(招待制)
  • ダイナースクラブカード:年会費2万2000円(申込制)
  • MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費2万円(申込制)
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費2万円(申込制)
  • SBIプラチナカード:年会費2万円(申込制)
  • Orico Card THE PLATINUM:年会費1万8,519円(申込制)

このように、プラチナカードの中には年会費がゴールドカードと同程度、もしくはそれ以下のカードも存在します。

先ほど紹介したプラチナカードは2万円前後のものが多かったですが、プラチナカードの中には10万円以上の年会費が必要なカードもあります。
※以下、年会費の価格はすべて税抜き

  • アメリカン・エキスプレス・プラチナカード:年会費13万円(招待制)
  • ヒルトンHオナーズVISAプラチナカード:年会費6万6,500円(申込制)
  • 三井住友プラチナカード:年会費5万円(申込制)
  • SuMI TRUST CLUB プラチナカード:年会費3万5,000円(申込制)
  • JALアメリカン・エキスプレス・カード・プラチナ:年会費3万1,000円(申込制)

このように、例えばアメックスのプラチナカードは、ただ持っているだけで年に13万円もの会費を支払う必要があります。

プラチナカードの招待基準や審査基準は明かされていませんが、クレヒスに傷がないのはもちろん、クレジットカードの利用実績が年間数百万円単位あり、さらに1,000万円以上の年収が必要と言われています。

プラチナカードには、ゴールドカードの特典に加えて、

  • コンシェルジュサービス
  • ディナー招待サービス(飲食店優待サービス)
  • プライオリティパス
  • 旅行保険の充実

などといった代表的な特典があります。もちろん、細かい内容は各カード会社で若干異なるものの、ほとんどのプラチナカードにこうした特典が付帯していると考えてよいでしょう。

細かく解説します。

コンシェルジュサービスとは、言い換えると「秘書サービス」のことです。 具体的には、コンシェルジュに要望を伝えておくと、本人に代わってレストランの予約をしたり、観光スポットをピックアップしたりしてくれます。

わずらわしい事務手続きを代行してくれるコンシェルジュサービスは、忙しいビジネスパーソンにとって魅力的なサービスのひとつです。

ディナー招待とは、特定の店舗において2名以上で飲食した場合、1名分に料金は無料になるサービスのことです。

指定される店舗は基本的に高級飲食店で、提供される料理も1万円以上の高価なものがほとんどです。そのため、年会費2万円のプラチナカードを所持している場合、単純計算で年に2回このサービスを使うと元がとれてしまいます。

高級飲食店をよく利用する人にとって、とても魅力的なサービスと言えるでしょう。

プラチナカードには、この他にも以下のようなサービスが付帯しています。

  • プライオリティパス

成田や羽田といった国内主要空港はもちろん、海外の主要空港のラウンジが無料で利用できるサービスです。よく海外に旅行や出張に行く人には、とても嬉しいサービスと言えるでしょう。

  • 旅行保険の充実

ゴールドカードにも旅行保険は付帯していますが、プラチナカードはその補償額が高額で、最高2億円の補償をしてくれるカードもあります。

特に海外での怪我や事故は保険に入っていないと破格の医療費を請求されるため、こうした旅行保険の充実度はとても重要なポイントです。

また、この他にも、宿泊施設の料金が割引になったり、飛行機代のマイルが貯まりやすくなったりするサービスもあるので、各社のプラチナカードの特徴を押さえ、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

次の項からは、プラチナカードよりもさらにステータスの高い、クレジットカードの最高位「ブラックカード」について解説していきます。

ブラックカード

ブラックカードとは、クレジットカードの中でもっともステータスの高いカードのことです。

ブラックカードはどのカード会社も一般からの申し込みは受付しておらず、カード会社から招待をもらった人しか手にすることはできません。

基準となる年収や限度額など謎に包まれた部分も多いものの、取得すると、専属コンシェルジュが24時間対応でついたり、限度額は数千万円単位になったりするそうです。

年会費も10万円を超えるものが多数あるなど、すべてが桁違いの最高級カードと言ってよいでしょう。

ここからは、ブラックカードの中でも代表的な2つのカードをご紹介していきます。

アメリカン・エキスプレス社が発行するブラックカードである「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」は、数あるブラックカードの中でも最高峰に位置づけられます。

年会費は35万円(税抜)と、ブラックカードの中でも最高額で、「本当にお金のある人にしかもてないカード」と言えるでしょう。

国際ブランドでもあり、カード発行もしているJCBの「JCBザ・クラス」も、入手困難であることからブラックカードといえます。

年会費は5万円(税抜)とアメックスに比べると安くなっていますが、専任コンシェルジュの24時間対応など、サービス内容は引けを取りません。

また、東京ディズニーランドにある会員制レストラン「クラブ33」へ抽選で入店できるなど、JCBザ・クラスならではのサービスも充実しています。

ブラックカードの審査や特典は謎に包まれた部分が多く、本当にごく一部の人しか持つことができません。

クレジットカードにはステータスという概念があり、そのステータスは、一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、そしてブラックカードの順に上がっていきます。

ステータスの高いカードになればなるほど、コンシェルジュサービス、飲食店優遇サービス、旅行保険サービスといった各種特典が充実し、より快適で華やかな生活を送れるようになるでしょう。

ただ、ステータスが高くなるにつれ、審査基準が厳しくなったり、招待制のカードが増えたりするため、誰でも所持できることができなくなります。また、年会費も一般のカードに比べるとかなり高額です。

自身の返済能力、そして年会費とカードの特典のコスパなどを考慮しながら、ステータスの高いカードを申し込むべきかどうかを判断していきましょう。

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