クレジットカードの仕組みを5分で解決!カード利用のメリットと注意点

クレジットカードで支払う

支払日を後延ばしできたり、料金を分割して支払うことができたりと、今や生活の中に欠かすことのできない存在になった便利なクレジットカード。普段は何気なく使っているクレジットカードですが、少し冷静に考えてみると、

「自分が本来一括で支払うお金は、どうなっているのだろう?」

といった素朴な疑問が湧いてきませんか?一見すると、単なるお金の支払う手段のクレジットカードでは、稼げそうにないですよね。

また、クレジットカードを使い始めたばかりだと、

「クレジットカードとはそもそもどういう仕組みか知りたい」

「どうして同じ価格の商品なのに、クレジットカードで買ったときだけポイントがつくのか知りたい」

「分割払いは一体誰が負担しているのか知りたい」

「カード会社はどうやって稼いでいるか知りたい」

という人も多いのではないでしょうか?

この記事では、クレジットカード初心者が抱きやすい疑問への回答をまとめてみました。この記事を読んで、クレジットカードの仕組みを知り、自分にとってクレジットカードが必要かどうかを判断してみてください。

クレジットカード会社が成り立つ理由

コールセンター

クレジットカード会社が成り立っている主な理由は、

  • 加盟店からの手数料収入
  • リボ払い、キャッシング、分割払いをしている利用者からの手数料(金利)収入

のふたつです。もちろん、単にクレジットカード会社だけが儲けるだけであれば、この仕組みは成り立ちません。カード会社、加盟店、そして利用者のそれぞれにとってメリットがある仕組みだからこそ成り立っているのです。

ここからは、クレジットカードを使ったときのお金の流れや手数料の仕組み、カード会社や加盟店、利用者にとってこの仕組みはどのようなメリットがあるのかについて解説していきます。

カード会社、加盟店、利用者のお金の流れ

クレジットカードを利用したとき、お金は以下の流れで動いています。

1:利用者が、加盟店で商品またはサービスを購入する。

ただ、利用者は商品やサービスを手に入れることはできるものの、実際にその場でお金を支払う必要ない。

2:加盟店は利用者が購入した分の金額をカード会社に請求すると同時に、金額に応じてあらかじめ設定されている手数料をカード会社に支払う。

3:カード会社は利用者が購入した分の金額を、加盟店に対して一時的に立て替える。

4:支払日になると、利用者の口座から実際にお金が引き落とされ、カード会社は立て替えていた分の金額を回収する。

このように、クレジットカード払いは現金払いとは違い、その場でお金がなくならないため、流れが少し複雑になっています。私たちが商品やサービスの支払いをその場でする必要がないのは、カード会社が一時的にその分を立て替えてくれているからなのです。

詳しくは後述しますが、クレジットカードとは「私たち利用者が後から確実に支払うという信頼で成り立っている仕組み」と言えるでしょう。

注意:カード会社と国際ブランドは違う

よく混同されますが、クレジットカードには「カード会社」と「国際ブランド」のふたつの会社が関係しており、それぞれで提供しているサービスが異なります。

まず、カード会社とは、

「カードの利用者に対してポイントや利用者特典などのサービスを提供したり、請求書を発行したりする会社」

のことです。カード会社は「発行会社」や「イシュア」と呼ばれることもあります。お客様サポートなどで対応してくれるのも、このカード会社です。

例えば、

  • 三菱UFJニコス
  • 三井住友カード
  • クレディセゾン

などの企業が「カード会社」に当たる存在となっています。また、銀行がカードを発行している場合は、その銀行がカード会社です。

次に、国際ブランドとは、「クレジットカードを使うために必要な、決済システムを提供している会社」のことです。

creca_brand

日本国内で発行したクレジットカードが海外でも使用できるのは、海外のその施設が国際ブランドに加盟しているからです。

国際ブランドは、

  • VISA
  • マスターカード
  • JCB
  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ

の5つがほぼすべてのシェアを占めています。

クレジットカードの年会費や特典はカード会社によって左右されます。そのため、同じ国際ブランドであってもカード会社が違うと受けられるサービスがまったく違ってくるので注意してください。国際ブランドはあくまで「決済ができる施設が同じ」というだけです。

例えば、「三井住友VISAカード」は、カード会社は三井住友カードですが、国際ブランドはVISAです。そのため、受けられるサービスは三井住友の基準が適用されます。また、「JCB一般カード」のように、カード会社と国際ブランドの両方を同じ会社が担っているタイプもあります。

クレジットカードは、

「カード会社は、特典の内容が自分にとってメリットがあるか」 「国際ブランドは、自分が日頃利用する施設と提携しているか」

のふたつのポイントで選ぶとよいでしょう。

加盟店が払う手数料こそ、カード会社利益の大半

カード会社は、加盟店が支払う「加盟店手数料」によって利益を得ています。

加盟店とは、カード会社と提携してクレジットカード決済を導入している施設のことです。加盟は実在している対面取引の店舗はもちろん、インターネット通販やカタログ通販の場合でもできます。

加盟店がカード会社に支払う手数料は、カード会社や業種によって異なりますが、おおむね1~7%ほどが一般的です。

カード会社の利益の中で、この加盟店からの手数料はかなり大きな額を占めており、カード会社の利益の半分は加盟店手数料と言われています。

リボ払い、キャッシング、分割支いの手数料もカード会社の利益になる

カード会社は、加盟店からの加盟店手数料の他にも、利用者がリボ払い、キャッシング、分割払いを選択した場合に発生する手数料(金利)から利益を得ています。

「リボ払い・キャッシング・分割払い」は、利用者からすると手元にまとまったお金がなくてもショッピングができる便利なサービスです。しかし、その分カード会社に「利息」として追加でお金を支払っているのです。

クレジットカード会社は、利用者が全員支払い方法に一括払いのみを選んだとすると、単に決済の代行をしているだけなので、加盟店手数料からしか利益を得られません。

言い換えると、クレジットカード会社が提供している特典やサービスは、「リボ払い、キャッシング、分割払いを選択する利用者がいるからこそ成り立っている」と言えるでしょう。

それぞれのメリット

OKサインをする女性

クレジットカードの仕組みは、ユーザー(利用者)、加盟店、カード会社それぞれにメリットがあって成り立っています。具体的にどういったメリットがあるのか、三者それぞれの視点からみていきましょう。

ユーザーのメリット

クレジットカードを所持することによるユーザーの主なメリットは、

  • 現金を持ち歩かなくてもよく、盗難補償がある
  • ポイントなどの特典が受けられる
  • 手元にお金がなくてもショッピングができる

の3つです。

まず、支払いをクレジットカード払いにすると、現金を持ち歩かなくてよくなるため、財布もかさばりませんし、もし盗難にあっても補償が付帯しているので安心です。

次に、利用するとポイントが貯まったり、提携先の施設で優待サービス受けられたりする特典があります。よく利用する施設が提携先になっている場合、そのメリットはかなりのものです。

最後に、リボ払いやキャッシング、分割払いなど手元にお金がなくてもショッピングができる点が挙げられます。

一括払いに比べて手数料はかかってしまいますが、こうした仕組みをうまく活用すれば、お金に困ったときの心強い味方になってくれるでしょう。

加盟店のメリット

加盟店がクレジットカードを導入する主なメリットは、

  • 売上の未回収リスクの回避など、現金トラブルの回避
  • 販路の拡大による、客単価や顧客の購買意欲の向上
  • 防犯対策

などが挙げられます。

現金だけしか取り扱っていない店舗だと、後から代金を支払う「売掛け金」の回収ができないリスクがどうしても発生したり、閉店時に計算するとレジのお金が合わなかったりするなど、現金独自のトラブルが発生しがちです。

その点、クレジットカードだとそうしたリスクを回避できます。

また、クレジットカードが使えるということは、顧客からすると多様な支払い方法が選択できるだけでなく、「今、手元に現金がなくても、リボ払いや分割払いで大きな買い物ができる」という選択肢が生まれることになります。それにより、客単価や購買意欲は向上しやすいでしょう。

さらに、現金はどうしてもレジや金庫にお金を置いてあるため、防犯には限界があります。それを完全にクレジットカード決済のみにすると、施設にはお金がないため防犯対策にもなるのです。

カード会社のメリット

カード会社がクレジットカードを使ってもらうメリットは、

  • 加盟店から契約料収入が得られる
  • 加盟店から手数料収入が得られる
  • リボ払い、分割払い、キャッシングを選択した利用者から手数料(金利)収入が得られる

カード会社は、加盟店から契約するときに契約料を支払ってもらえますし、その後も継続的に手数料がもらえます。また、利用者の一部からは、支払い方法に応じた手数料の収入が得られるなど、カード会社側のメリットは、一言で言うと「売上・利益が得られること」です。

それでは、次の項からは「実際に商品を購入した後の支払いの流れ・仕組み」についてみていきましょう。

商品を購入した後、支払いフローの仕組み

買い物風景

クレジットカードを使った支払いは、その場ですぐお金がなくなるわけではありません。決済時は、本来利用客が支払うべき金額を、カード会社が一時的に肩代わりして加盟店に支払っているのです。

その後、締め日に支払い金額が決定し、支払日に利用客の口座から実際にお金が支払われます。ただ、実際にお金が銀行から引き落とされる支払日と、支払額が決定する締め日に関しては、それぞれ違う日なので、その辺りも理解しておく必要があるでしょう。

さらに、クレジットカードを使用しても、加盟店の請求処理が遅れると、支払い日が後ろ倒しになる可能性もあります。

こうした一連の流れについて、押さえておきたいポイントをそれぞれ深堀していきましょう。

加盟店への支払いはカード会社が一時的に立て替えてくれている

クレジットカードを利用すればわかると思いますが、施設やネットでカードを使用したそのときに、お金は必要ありません。これは、カード会社が加盟店への支払いを一時的に立て替えてくれているためです。

このように、クレジットカードはカード保有者が「後から確実に使ったお金を支払ってくれる」という信頼のもとに仕組みが成り立っています。

カードの保有者がお金を返済しないと、カード会社がまるまる損害を受けることになり、このビジネスは成り立ちません。そのため、クレジットカードの作成には審査があったり、個人の返済能力に応じて使用できる金額が違ったりしているのです。

支払日や締め日はカード会社によって異なる

クレジットカード初心者はよく勘違いしがちですが、支払日と締め日は違う意味ですし、それらの日付はカード会社によって異なります。

支払日は「実際に口座からお金が引き落とされる日」で、締め日は「クレジットカードの1ヶ月利用分の支払い金額が決定する日」です。

また、これらの日付はカード会社によって異なります。例えば、

  • JCBカード:毎月15日締め、翌月10日払い
  • 楽天カード:毎月月末締め、翌月27日払い
  • 三井住友カード:毎月15日締め、翌月10日払い、もしくは毎月月末締め、6日払い

のように、月の途中で締める会社もあれば、月末で締める会社もありますし、ふたつの選択肢から選ぶ会社もあるのです。

自分が利用しているカード会社の支払い日と締め日は、あらかじめしっかりと把握しておきましょう。

利用した加盟店の請求処理でタイムラグが発生することもある

先ほど、「締め日はクレジットカードの1ヶ月利用分の支払い金額が決定する日」と紹介しましたが、加盟店の請求処理が遅れると、当日使用した分が翌月に繰り越されることがあります。

例えば、

「15日が締め日のカードで、15日にカードを使ってショッピングをした。しかし、加盟店の請求処理が遅れて、当日中には支払いは確定せず、翌日16日に翌月分として請求処理された」

といった具合です。このように、締め日の当日や直前でクレジットカードを使用すると、請求処理が遅れて翌月分として計算されることがあるので気をつけましょう。

クレジットカードで商品やサービスを購入した後には、このような流れが利用者、加盟店、カード会社の間で行われているのです。

まとめ

クレジットカードという仕組みは、カード会社、加盟店、そして私たち利用者にとってそれぞれメリットのある仕組みです。

カード会社は、契約している加盟店やリボ払い、分割払い、キャッシングを選択した利用者から利益を挙げています。その分、加盟店は販路を拡大できたり、現金トラブルを防げたりといったメリットがあり、私たち利用者は手元にお金がなくても、信用でお金を借りることができるのです。

このように、クレジットカードは「私たち利用者の信頼で成り立っているビジネス」と言えるでしょう。締め日や支払日などについてもしっかりと意味と日付を把握し、計画的にクレジットカードを利用してください。

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