クレジットカードが海外旅行に必要な理由と、海外旅行で注意すべきこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
海外旅行へ行く親子

「はじめての海外旅行、何から準備をしたらいいの?」はじめての海外旅行は楽しみな反面、このように「どうしたらいいんだろう」という不安を感じるものです。

今回は、海外でのお金の使い方について考えてみましょう。

現金、ATMよりもクレジットカード利用がおすすめ

海外旅行の準備とカード

海外旅行中の費用はどのように準備すればいいのでしょう。また、日本とは文化や生活スタイルも違う海外では、どのように過ごしたらいいのでしょうか。

例えば、あなたなら次のうちどれを選びますか?

(1)必要な金額をすべて現地通貨に両替して持っていく (2)必要な時にその都度ATMで引き出しをする (3)現金とクレジットカードを併用する

(1)すべて現地通貨に両替して持っていく

現地通貨に両替して持ち歩けば、いくら使ったかがすぐにわかり管理が簡単と思うかもしれません。

注意:現金を持ち歩くには盗難や紛失のリスクがある

しかし、多額の現金を持ち歩くというのは盗難や紛失のリスクが伴います。

多額の両替や多額の現金での支払いは人目につきやすく、スリなどの被害にあう確率が高まり危険です。

注意:両替には手数料がかかる

また、現金で用意した場合は現地での支払いに備えて日本円から現地通貨への両替が必要になりますが、両替には手数料がかかります。

さらに、余った現地通貨を日本円に両替する際にも手数料がかかります。せっかくの現金が両替の手数料で目減りしてしまうのはもったいないことです。

注意:両替には手間と時間がかかる

両替はどこでもできるわけではないため、入国後や出国時の慌ただしい中両替所を探すだけでも一苦労です。

確かに空港や駅の両替所が便利ですが手数料が高い場合が多く、また夜間はやっていないなど不便に感じることがあります。

(2)国際キャッシュカードでの引き出し

一定の手数料がかかりますが、海外のATMから現地通貨での引き出しが可能です。

便利:銀行口座の管理が明確

国内のATMを利用した時と同様、自身の口座から即時決済されますので口座残金の管理が明確です。

自分の口座から希望の金額を自分のタイミングで引き出せて、現金を旅行の予算の管理がしやすいですよね。

注意:海外のATMに慣れていないとトラブルもある

しかし、旅行者は慣れないATMでの誤操作でキャッシュカードが機械に回収されてしまうトラブルが多く聞かれますので注意が必要です。

留学や長期滞在時など、海外で長期生活する際には向いている方法です。

(3)クレジットカードを利用する方法

クレジットカードを利用した場合、日本国内では事務手数料はかかりませんが海外では一定の事務手数料がかかります。

便利:空港の両替所よりもクレカのレートのほうがお得

しかし、この手数料は現金を現地通貨へ両替する際の手数料、ATMでキャッシュカードで引き出しした際の手数料の中でももっとも低くなっています。

為替手数料の例)

  • VISA為替手数料:1.63%
  • Mastercard為替手数料:1.63%
  • JCB為替手数料:1.60%
  • アメックス為替手数料:2.0%
  • 空港の両替所での手数料:2.8%~3.0%程度

※通貨やカード会社の手数料によっても変動します。

同じ日本円を海外で利用しようとした際、手元に残るお金がもっとも多くなるのがクレジットカードでの決済です。

便利:ポイントや保険、盗難時の補償などがある

多くの現金を持ち歩くことなく、手数料も低く支払ができますので、クレジットカードはとても有効な手段です。

さらにカードを持っているというだけで、支払いだけでなく他にも次のようなさまざまなメリットも享受できます。

【カードのメリット】

■現金を持たずに現金の代わりに決済できる

■カード利用でポイントが貯まる

■身分証としての役割、ホテルのチェックイン、レンタカー利用がスムーズ

■カード会社の支店や窓口のある所ではレストランやホテルの紹介などのサービスがある

■海外旅行傷害保険が付帯

■盗難・紛失の際に再発行が可能

それぞれのメリットをこのあと詳しく説明します。

クレジットカードが身分証になる

ゴールドカードを選ぶ夫婦

サインひとつでキャッシュレスで買い物ができる便利なクレジットカード。

実は海外では特に身分証の代わりになるものとして貴重な存在です。でもどうして身分証の代わりになるのでしょうか?

クレジットカードは

「カード所有者」、「カード会社」、「加盟店」

3者間にできる信用の輪によって成り立っているものです。

クレジットカードを利用する際、加盟店はカード会社が後日支払いをしてくれる事を信用して所有者に対してサービスを提供します。

そして、カード会社はカード所有者が後日代金を支払いしてくれることを信用して代金を立て替えます。このように信頼関係がなければ成り立たないサービスがクレジットカードなのです。

審査を通過した人がクレジットカードを持てるから

そのため、クレジットカードを所有するためには一定の審査が必要です。

申し込みの際に、年齢、勤務先情報、年収、居住形態、居住年数などを確認し、安定した収入・安定した住まいがあるかなど支払能力に問題がないかを審査したうえでクレジットカードが発行される仕組みなのです。

海外ではこのことから

クレジットカードを所有している=カード会社からの信用を得ている

と捉えられ、クレジットカードを所有しているだけで多くの場面で身分が保障されていると考えられるのです。

クレジットカードが補償金の変わりになる

例えば、レンタカーを借りるときや、ホテルのチェックインなど海外ではお店側が万が一のことを考えて事前にまとまった金額の補償金(デポジット)を求めてくる場合があります。

こういった場合、クレジットカードを提示すればこのような事前の補償金が不要になるケースがほとんどです。

それはレンタカー会社やホテルは、補償金を預からなくてもいざというときはクレジットカードを通して利用者に代金を請求できるからです。

一方クレジットカードを持っていない場合は、レンタカーを借りることやホテルでの宿泊予約ができない場合すらあるのです。

海外で共通した身分証明=クレジットカード

日本では身分証といえば、運転免許証や健康保険証などが一般的ですが、海外では世界で共通して利用できるクレジットカードが支払能力があることを証明してくれ、しいては身分を証明してくれるわけです。

クレジットカード会社のサポートデスクが便利

コールセンター

他にも、審査の上発行されたクレジットカードにはカード会社からさまざまな特典が用意されています。

予約代行や観光情報を教えてくれる

そのひとつに、海外の主要都市にもうけられたサポートデスクが挙げられます。観光情報の提供や、ホテル、レストラン、チケットの予約などにも対応してくれます。

例えばJCBのマークのついているクレジットカードを持っていれば、ハワイやパリなど世界60ヶ所にある「JCBプラザ」があります。店の予約や観光に関して、日本語で問い合わせることができます。

紛失や盗難など困ったときに対応してくれる

また、クレジットカードに関するトラブル対応だけではなくパスポートの紛失や盗難にも対応してくれるサービスもあります。

カードを選ぶ際には、そのサービス内容や滞在先にサポートデスクがあるかどうかを確認しておきましょう。

クレジットカードは最低2枚あるのがおすすめ

黒板のパズル

クレジットカードは、1枚で十分だと思っていませんか?実は、クレジットカードは最低2枚所有しておくことをおすすめします。その理由をご説明します。

国際ブランドを別にして持つと良い

クレジットカードの世界には、

VISAマスターカード・アメリカンエクスプレスJCBダイナースクラブ

と、主に5つの国際ブランドが存在します。

そして、クレジットカードを実際に発行するカード会社は、このVISAなどの国際ブランドのメンバーになっていて、自社で発行するカードにそのブランドのマークをつけて、世界中の加盟店で利用できるようにしているのです。

国際ブランドステッカー

あなたはお店のレジ付近で、VISAやJCBなどのステッカーなどを見かけたことがありませんか?

これは、そのお店での利用可能ブランドを示していて、お店によって取り扱いブランドは限定されているのです。例えば、「VISAは使えてもマスターカードは使えない」といったケースがあるわけです。

1枚のカードにつけられる国際ブランドは1つだけなので、違う種類のブランドが付いた複数のカードを持っておいたほうがいいということなのです。

現状では、カード発行数の90%以上が「VISA」と「マスターカード」であるため、この2つのブランドを持っていればほとんどの店舗で対応できます。

2枚あれば読み取りエラーや紛失時にも安心

また、カードの読み取りエラーなどで1枚のカードが使えなくなったり、紛失したり盗難にあったとしても、別のカードを持っていれば決済できることもあります。ぜひ、複数のクレジットカードを所有しておきましょう。

カードの海外旅行傷害保険は必ず確認

クレジットカードの情報をパソコンから見る女性

他にも知っておくべきこととして、海外旅行傷害保険の存在が挙げられます。

自動付帯なのか、利用付帯なのかを確認する

これは、クレジットカードを持っているだけで自動付帯されるものと、旅行代金をそのクレジットカードで支払ったことによる利用付帯で保険が適用対象になものと、両方あります。

補償内容は主に、

  • 旅行中の事故での後遺症・死亡、ケガ・病気の治療費用
  • 賠償責任(誤って他人にケガをさせてしまったり物を壊してしまったりした時)
  • 携行品損害(物が壊されたり盗まれたりした時)
  • 救援者費用(万が一の時、救助や家族が現地にかけつける費用)

です。

病気やケガなどの治療費の上限は合算できる

例えば、海外旅行保険が付帯されているカードを複数枚持っていた場合、「後遺症・死亡」については、それぞれのカードのなかで最も高い保険金額を上限としています。

しかし、「後遺症・死亡」以外の病気やケガなどの治療費の補償内容については、保険金額が合算されたものが限度額となります。

先ほどもおすすめした、クレジットカードを複数持つことで補償内容が手厚くなるのです。

海外旅行保険に関する注意点

ただし先ほど述べた「利用付帯」の場合だと、「旅行代金や空港までの公共交通機関利用代金などを、そのクレジットカードで支払った場合だけ、海外旅行傷害保険の適用の対象になる」など一定の条件を設けている場合があるので注意してください。

またクレジットカードに新規で入会した場合は一定期間が経過しないと海外旅行傷害保険が適用とならない場合もありますので適用条件や保険内容など事前にしっかりと確認しておきましょう。

快適な旅行のために知っておきたいこと

Young woman in international airport

クレジットカードは、その1枚で買い物やサービスの提供を受けることができるだけでなく、身分証の代わりになったり、海外旅行傷害保険が付帯されていたりと、とても便利なものです。

しかしその分、紛失・盗難などには十分な注意が必要です。特に、海外では日本にいる時以上に注意をしましょう。

ここではトラブルを未然に防ぐための方法をいくつか紹介したいと思います。

(1)貴重品は必ず肌身離さず持ち歩く

海外でのトラブルで多く報告されているものの1つが置き引きです。

レストランやファーストフード店で少し席を離れた時や、携帯電話などに夢中になっている隙に置き引きに遭うということがよくあります。

とても基本的な事ですが、貴重品はできるだけ身近に肌身離さず持ち歩くようにしましょう。パスポートや財布、携帯電話が入ったカバンを盗まれると、せっかくの旅行も楽しめなくなってしまいます。

治安のいい日本では、席にカバンを置いて飲み物を取りに行ったりする光景をよく見かけますが、海外では論外です。

いくら治安がいい地域だといわれていても、盗まれる可能性は日本よりも高いと思ってください。

(2)サインをする前に明細をよく確認する

クレジットカードを利用するとき、利用明細に間違いがないか確認しておきましょう。

レストランなどで、店員が断りもせずチップを上乗せして、請求してくる場合がよくあるからです。

また、チップ欄や合計欄が空欄になっているときもありますので、そのときはご自身で金額を記入したうえでサインをしてください。

空欄のままサインをしてしまうと、あとから店員に勝手な金額を記入されてしまう場合もあるからです。

また、利用した金額をあとから確認するために、旅行中のカード利用控えは必ず保管しておきましょう。

後日カード会社から届く利用明細と照らし合わせ、自分が利用した覚えのない請求が見つかればすぐにカード会社に連絡をしてください。

(3)もしもの時の連絡先をメモしておく

カードを紛失したり盗難に遇ったりした場合は、すぐにカードを使えなくする手続きが必要です。

そのためにカード会社の連絡先、カード発行会社名、カード番号、カード有効期限をメモして常に持ち歩くようにしましょう。

(4)現地通貨で支払うか日本円で支払うか

海外でカードを利用すると、「現地通貨と日本円のどちらで支払うか」を聞かれる場合があります。

このとき日本円での支払いを指定すると日本円に換算した金額で伝票が作成されるのですが、このときに手数料が上乗せされているケースがあるので注意してください。

日本円に換算したことによって、加盟店が好きな手数料を請求できることになっているため、「計算したら現地通貨と金額が違った!」なんていうこともあります。

迷ったら現地通貨で、クレジットカード決済することをおすすめします。

(5)カードの暗証番号を覚えておく

クレジットカードにはICチップが埋め込まれているものがあります。

このIC対応カードの場合、利用時に暗証番号が必要なときがあり、暗証番号が分からなければ決済できない場合がありますので事前に確認しておき忘れないようにしましょう。

旅行ではクレジットカードがとても便利でお得

空港に立つ男性

旅行先でのお金とクレジットカードの使い方について、少しは身近に感じていただけるようになったでしょうか。

ここで筆者なりのクレジットカードとのつきあい方についてご紹介したいと思います。

スムーズな決済とポイントが魅力

旅行時に関わらずクレジットカードをよく利用しています。その理由は現金を出す必要がないのでスムーズに決済ができることと、クレジットカードを利用することでポイントが貯まることにあります。

どうせ支出するのであれば、可能な限り現金を使わずにポイントがつくクレジット決済を利用した方がお得です。

私が所有しているのは、ある航空会社のマイルがたまるカードと、あるネットショッピング会社が提携しているカードです。

私は飛行機を利用することが多いため、とくに航空会社のカードをメインカードとして利用しています。公共料金の支払いや保険の支払い、スーパーやコンビニでの支払いなど、とにかく生活費のほとんどをカードで支払うようにしています。そのほうがポイントが貯まりますしカード利用明細を見れば簡単に支出の管理ができます。

そして貯まったポイントで旅行に行くようにしています。また、特約店でのお土産の割引や空港ラウンジの利用などカード特典をいろいろと利用しています。

特典によってメインカードとサブカードを分ける

クレジットカードの選び方に少し触れましたが、カード会社にはそれぞれの特徴的な特典があります。

例えばデパート系のカードであれば特定の日は○%OFF、ポイントが○倍といったものが、旅行会社系のカードであれば、旅行代金の割引やトラブルの際に対応する特典がつきます。

鉄道会社系のカードであれば定期券購入やチャージの時にポイントが○倍になるといった特典があります。ご自身の生活スタイルにあったカードを選んでみてください。そしてカードを利用したら定期的にポイントを確認してみてください。

海外では利用可能範囲を広げるために最低2枚はクレジットカードを持っていくことをおすすめしました。しかし、その中でもちゃんとメインカードは決めておきできるだけその1枚で決済をするようにしてください。

その方がポイントが貯まりやすくなります。

クレジットカードの特典については「自分にぴったりの特典付きクレジットカードを見つける!得するクレカ術」に、

メインカードとサブカードを組み合わせて使う方法は、「クレジットカードの組み合わせで、こんなにメリットが!知って得する賢いカード活用術」にも詳しくまとめてあるので、こちらも参考にしてくださいね。

 

まとめ

最後になりますが、出国前には必ず旅行中のマネープランを考えておきましょう。旅行中にいくら使うか予算を決めておくのです。

旅の行程表と照らし合わせながら、「現金はいくら用意するのか」「クレジットカードはいくらまで利用するのか」をイメージしておきましょう。旅行の計画と同じく、お金の利用計画を立てることも、快適な旅行にするためには大切なことなのです。

  • 海外旅行ではクレジットカードが身分証と役割を果たす
  • カード発行数の90%以上がVISAとマスターカードなので、この2つのブランドを持っていればほとんどの店舗で使うことができる
  • クレジットカードは最低2枚所有しておくのがオススメ

お気に入りのクレジットカードとともに、安心安全で楽しい海外旅行にしてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
クレジットカード診断

クレジットカード満足度ランキング
(インターネット調査結果/調査期間:2017年7月)

全ての人気ランキングはこちら

目的別

人気の記事

新着記事