クレジットカードの返金とはどんな処理?いつ、どのように返金されるかを解説

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買い物風景

クレジットカードで買い物をした後、「サイズが合わなかった」「商品に不具合があった」などの事情で、商品を返品することもあります。

その際にクレジットカードを通して、どのように返金処理が行われるのかが気になるところです。

また、返金にあたって手数料がかかるのか、返金までにどれくらいのタイムラグがあるのか、いったんついたポイントはどうなるのかなど、返品にまつわるさまざまな疑問も併せて解説していきます。

デビットカード決済をする

クレジットカードで買い物をした場合、もし返品するとどのように処理されるのでしょうか?

「現金で返金してほしい」「もしくは自分で指定した口座に振り込んでほしい」と希望しても、そのように処理することはできません。

あくまでもクレジットカードの返金処理は、 「クレジットカードを通じて行われる」ということを覚えておきましょう。

さらには 返品してすぐにお金が戻ってくるわけではなく、返金のタイミングはカード全体の利用状況によっても左右されます。

では、返金処理がどのようにされるのか、その時期、クレジットカードのポイントの処理など、返金処理に関連する情報を確認してみましょう。

クレジットカードで購入した商品を返品した場合、自分でカード会社に連絡して取り消してもらう必要はありません。カード会社が購入者からダイレクトに返品の連絡を受けても、処理することはできないのです。

あくまで、カード会社との契約関係を持っているのは加盟店(商品を購入したお店)ですので、そのお店がカード会社に対して返品処理をしなければなりません。

  • 現金での買い物:返金時は、その場で現金が返金される
  • カードでの買い物:返金時は、カード支払い予定分からマイナス

つまりクレジットカードを利用した場合、お店での返品が受け付けられたら、あとはカードの明細を見て返品処理がされていることを確認することになります。

カード会社に自分から連絡する必要はありません。

パソコンを見る女性

クレジットカード払いで買い物したあとに返品すれば、加盟店からカード会社への請求も撤回されます。

すでに支払額が確定した日以降であれば、いったん加盟店からカード会社への請求金額が確定した上で、そこから返金分を差し引きます。

お店は手数料を払うので現金では返金できない

カード決済をすると、お店側がカード会社にクレジットカード決済の手数料を払います。お店の業種にもよりますが、1%~10%まで手数料は様々です。

もし返金されたとしても、現金で返金してしまっては、売り上げがないのにカード会社への手数料だけが発生し、その分はお店が丸々損をすることになってしまうからです。

ATMにカードを差し込む

もしクレジットカードを通して返金した、翌月のカード払いの予定額が返品した物の金額よりも少ない場合、請求金額から引くことができないため、 「直接カード会社から、口座にお金を返金」してもらうことができます。

引き落とし口座が不明な場合は、あらかじめ郵送で口座を確認したうえでその口座に振り込まれます。

よって、もし返金処理をした金額が支払予定額より多い場合は、その差額がきちんと決済口座に入っていることを、通帳などで確認しておかなければなりません。

買い物袋と一緒に座る女性

上記のように、返品した物品などの金額よりもカード払いの予定額が少なく、銀行口座に返金分を振り込んでもらった場合でも、原則としてその手数料はかかりません。

注意:交通機関の返金は手数料がかかる可能性も

ただし、交通機関の利用に関してカード決済をしたもの(飛行機、電車、バス、船舶)などは、返品にあたって手数料を差し引かれることもありますので、注意しましょう。

例えばJR東日本の通常切符や定期券は、使用前であっても220円手数料がかかります。これはクレジットカードだからではなく、現金払いでも同じことです。

また、交通機関以外であっても、店舗やカード会社によっては一定の条件で手数料を課している場合もあります。

注意:ECサイトの返品時は全額受け取れない可能性も

ネットショッピングを利用して行った買い物では、返品した場合に必ずしも全額の返金を受けられないことがあります。

たとえば「楽天市場」では、返品に一定の条件があることがサイト内に記載されています。

返金額から一定の手数料を差し引かれる理由としては、「返品の時期が遅すぎた」「返品の理由がユーザー側の都合だった」「商品そのもののカテゴリー」などが挙げられます。

たとえば、商品の返品を着払いで行った場合、返品理由が店側にあるのであれば、その分は差し引かれないことが通常です。

しかし購入者側の都合によるものであれば、返送料が差し引かれることはやむを得ないと考えておく方がよいでしょう。

手数料の金額は返品や取り消し時に必ず確認しておこう

返金されているかどうかを確かめる際には、金額についても間違いないかどうかを確認する必要がありますよね。

手数料についてはあらかじめ購入したお店で確認しておくようにしましょう。

時計とカレンダー

クレジットカードの返金処理は、1か月から2か月といった時間がかかります。

返品の場合は、加盟店からカード会社に連絡が行って返品処理がされるため、タイムラグが生じるのです。

また、加盟店が返品処理をするのは、返品した商品を実際に返却してからです。

ネットショッピングであれば、返品商品を送る分の日数も余分にかかります。店側で戻された商品の状態を見て返品を受け入れるかどうかを決めることもあるため、そうなると検品の日数も見ておく必要があります。

また、返金処理が完了するまでの時間は、返品をどのタイミングでしたのかということによっても異なります。では、返品時期のケースによる違いを見てみましょう。

「商品の不良がわかって買い物をした翌日に返品したい」など、時間をおかずに加盟店に申し出れば、すぐに返金処理をしてもらえるのが通常です。

ただし、加盟店によりバーゲン価格での購入などを理由として「返品不可」といった条件がつけられている場合もあります。

このようなケースでは、買った商品についてのカード請求の締め日に間に合います。その商品の代金引き落としがされる時点で、決済額からマイナスされることになります。

“即日返金の例”
  • 3月1日に購入
  • 3月2日に返品
  • 3月31日に支払い額が締められる
  • 4月27日の支払分は相殺されプラスマイナスゼロ

たとえば3月1日に購入して、翌日返品したとします。すると、もし月末締めであれば、3月31日に締められて翌月の引き落としの日(たとえば4月27日など)に相殺されていることになります。

購入した商品の返品が遅れてしまい、購入した翌月に加盟店に申し出たとします。

そのような場合は、返品を申し出た日の月末など、申出日に関する締め日で処理が行われ、翌月の引き落としの際に決済額から差し引かれます。

“〆日をまたぐ例”
  • 3月1日に購入
  • 4月5日に返品
  • 4月27日に購入分の支払いがされる
  • 4月30日に支払い額が締められる
  • 5月27日の支払分で返金される

たとえば、3月1日に商品を購入して、返品を決意した時期が遅かったため4月5日に返品したとします。

この場合もし月末締めであれば、4月30日に締められ、実際に差し引きが行われるのは5月の引き落とし日(たとえば5月27日など)の分ということになります。

返品の申し出をした日を手帳などにつけておくか、返品時の伝票を保管しておくと、後日間違いなく返品されたか確認する際に便利です。

通帳とカードと電卓

商品を返品したはずなのに、待てど暮らせどそれが利用明細に反映されてこないという場合には、自分から問い合わせしてみることが必要です。

まずはお店に問い合わせる

最初に問い合わせるべき相手は、商品を購入した加盟店です。

そちらの方で返品処理を忘れているということはあまり考えられませんが、返品の条件を満たしていないので処理されていなかったり、処理はされたものの数日かかり、それが締め日をまたいでしまったので1か月遅れたといった可能性はあります。

次にカード会社へ連絡する

加盟店が返品処理を済ませているということであれば、次に問い合わせる相手はカード会社です。

もし適正に返品処理がされていたとしても、カードの利用明細にはマイナスの取引が載らないケースもあります。

カード裏面に記載されている電話番号に連絡して、確認するようにしましょう。

困っている女性

カード会社のポイントの獲得が目的で、クレジットカードを利用している人も多いですよね。

ただし、クレジットカードで買った商品を返品した場合は、獲得したポイントも、”差し引かれる仕組み”になっていることに注意しなければなりません。

かつて、ある鉄道系カードを利用した「自分の懐を痛めることなくクレジットカード利用のポイントだけを獲得する」という裏技のようなものが紹介されていました。これは、鉄道会社の仕組みの不備を利用し、クレジットカードでの購入を返品して現金で払い戻しをして、ポイントの分を丸々自分の手元に残すという方法で、ネット上でも話題になりました。

しかし、現在は鉄道会社の側がしっかりと対策をしていますので、このような方法は使えなくなっています。

あくまできちんと買い物をして、適正にクレジットカードを使用した場合のみ、ポイントをゲットできることになります。

上記のように、クレジットカードでの買い物につき返品した場合、締め日の関係によって翌月、または翌々月などにクレジットカード利用額と返品による返金額を相殺します。

そして、いったん獲得したポイントが引かれるのは「クレジットカードに返金される」つまり相殺されるタイミングということになります。

ただし、いったんつけられたポイントを他のポイントに移行した場合や、すでに消費してしまった場合などは、また別の処理が行われます。

クレジットカードを使って買った物を返品したが、買い物によってついたポイントをすでに使ってしまったという場合はどうなるのでしょうか。

これは、次の月にポイント残高がいったんマイナスになり、そこからまた獲得したポイントを積み重ねていくことになります。

要するに、上記の鉄道会社の例で述べたような、買い物をするだけして後からそれらを返品してポイントだけを荒稼ぎしようとする「裏技」のようなことを、カード会社としても警戒し、それができない仕組みになっているのです。

ポイント狙いの不自然な返品はやめよう

このようなことを何度も意図的にしている人は、違法行為を繰り返していることになります。

カード会社から会員資格をはく奪されることは当然として、もし常習性が高いとみなされた場合、詐欺罪として告訴されてしまうこともありますので、あまりにもリスクが高い行為です。

裏技としてこのような違法行為を紹介しているようなサイトには、くれぐれも気をつけなければなりません。

  • クレジットカードで買った物を返品すると、基本的にはクレジットカードに返金される。
  • 加盟店は買い物がされた時点で手数料が発生しているため、返品があっても現金で払い戻しすることはない。
  • 具体的には、決済総額から返品分を引いた金額が請求されることになるが、返品分の方が多い場合は銀行口座に振り込まれる。
  • 返品した商品の金額が必ずしも全額返金されるとは限らず、手数料相当を差し引かれることがある。
  • 返品処理が遅れれば返金までにある程度の長期間を要することになる。
  • クレジットカードで買った物を返品すると、つけられたポイントも差し引かれる。

クレジットカードで買った物を返品した場合、返金方法を確認し、完了するまでしっかり明細などをチェックするようにしましょう。

もし明細を見てつじつまが合わないところがあったり、返金を申し出た口座に入金がなかったりした場合は購入した加盟店、またはカード会社への確認が必要になることも覚えておいてください。

クレジットカードの基本的な知識や、おすすめのクレジットカードについては、「おすすめクレジットカードはライフスタイルで違う!ベストクレカを比較」の記事も参考にしてみてくださいね。

2017.05.30

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